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なかがわ内科・循環器科クリニック

プロフィール

中川 基哉(なかがわ もとや)|なかがわ内科・循環器科クリニック
診療科目 内科、循環器内科
出身 旭川医科大学医学部卒業
経歴 札幌医大第2内科、米国テネシー大学、五輪橋内科病院院長などを経て2006年から現職
資格等 日本循環器学会循環器専門医
日本老年医学会老年病専門医
日本腎臓学会腎臓専門医
日本内分泌学会内分泌代謝科専門医
日本高血圧学会認定高血圧専門医
医学博士

循環器を中心に患者に寄り添う診療を展開

クリニックの概要

旭川医科大学を卒業後、札幌医科大学第2内科に入局。
国内外で高血圧の権威として知られた故飯村攻教授の下で学んだ中川基哉院長は、高血圧をはじめ不整脈や狭心症といった循環器疾患が専門分野。
大学病院時代には高血圧だけでなく、腎臓病、糖尿病の研究で成果を上げ、現在は、心臓病のほか、腎臓病、生活習慣病(高血圧、糖尿病、高脂血症)など幅広い内科領域をカバーしている。
デジタルX線システム

デジタルX線システム

札幌医大第2内科で講師を務めた後に五輪橋内科病院で院長として10年間勤務。十分なキャリアを積んだうえで2006年、札幌市南区の石山通りに面した現在地に開業したのが「なかがわ内科・循環器科クリニック」だ。院内には全身用CTをはじめ動脈硬化測定装置、超音波検査装置(心臓・腹部)、デジタルX線システム、24時間心電計などの検査機器を完備。血糖値のほか糖尿病コントロールに重要なヘモグロビンA1cやコレステロール値などについて即日で検査結果が分かる体制も整えられている。ガラス張りの待合室は明るくゆったりした環境で21台分の駐車場も完備している。
HbA1c測定装置

HbA1c測定装置

充実した病診連携

「なかがわ内科・循環器科クリニック」が目指しているのは、地域密着型の「患者に寄り添う医療」と言える。「地域におけるプライマリーケアを充実させながら、専門分野を扱う高度な医療機関と連携を図るのが私たちの役割と考えています」(中川院長)。定期的な診療を通して循環器系疾患を抱える患者のケアを中心に、入院や手術が必要になった場合は出身医局である札幌医科大学病院をはじめ各専門病院を紹介。治療を終えて家に戻った患者を再び地域で面倒を見ていくといったサイクルが多いという。「例えば、狭心症の患者さんでステント手術が必要となった場合、連携する大きな病院で処置してもらい、問題なければまた地元で経過観察させていただくという具合です」(同)。同クリニックでは病診連携を充実させ、循環器以外の消化器内科やがんといった腫瘍系の疾患についても専門病院を紹介しており、患者の信頼につなげている。

地域密着型の診療方針

 その中川院長のモットーは「正しく診断して正しく治療する」。この当たり前とも言える原則を守るために心がけているのが、問診に時間を取り、しっかり患者の話を聴くことだ。「慢性疾患の背景には患者さんの食生活や生活習慣、遺伝的なものがあったりします。ですから、それらの要素を患者さんから聴きだすことが非常に大事なのです」(中川院長)。時には病気以外のプライベートなことについても耳を傾けるという中川院長。それは、患者への思いやりであると同時に、ちょっとした「変化」も見逃さないためのエキスパートとしての姿勢でもある。院内の片隅にはちょっとした温室が設けられ、心を和ませる観葉植物が置かれているが、ほとんどが中川院長を慕う患者からの贈り物だという。「患者さんの様子に心を配ることで地域に寄り添う診療を行ない、高齢の患者さんには人生の伴走者としてお世話をする。そんなクリニックでありたいと思っています」(同)
 外部との病診連携に力を入れている「なかがわ内科・循環器科クリニック」だが、中川院長とともに患者に尽くしているベテラン看護師をはじめとするスタッフたちの存在も見逃せない。各病院との豊富なつながりに加え強固な「院内連携」が患者の安心感を呼ぶ大きなポイントになっていると言えそうだ。